志望校選びで後悔した経験がある人は、約3割
株式会社A.ver(学習塾「武田塾」の運営会社)が2025年12月〜2026年1月に、私立大学の文系学部に一般入試で入学し、いまの大学に満足している大学生126人に聞いた調査では、「志望校選びの時に、こうしておけばもっと大学選びに満足した」と後悔した経験が「ある」は31.0%、「ない」は54.8%、「わからない・答えられない」は14.3%でした。
聞いたのは、いまの大学に満足している人だけです。満足していない人を含めた大学生全体の数字ではありません。
後悔の中身は、比べた数と、見に行ったか
後悔の経験が「ある」と答えた39人の複数回答では、「もっと多くの大学を比較検討すれば良かった」が38.5%で最も多く、「実際のキャンパスを見ておけば良かった」「授業の中身を調べておけば良かった」が25.6%、「親の意見に流されず、自分の意志を強く持てば良かった」「経済的負担をもっと考慮して選べば良かった」が23.1%でした。
学部を後悔したことがある大学生は38.3%
学生の窓口(マイナビ)の記事(2017年9月)では、「今の学部に進学したことを後悔したことはありますか?」に「ある」が155人(38.3%)、「ない」が250人(61.7%)でした。後悔の理由として、もともと行きたい学部ではなかった、課題・試験・単位の取得が大変、違う分野に興味が出てきた、が挙がっています。件数は公表されていません。調査の方法と対象は記事に書かれておらず、人数は回答の合計から数えました。
進路の選び方に「悔いが残る」卒業予定者は31.4%
株式会社Doorkelが2022年9月に、2023年3月に大学・専門学校を卒業予定の学生500人に聞いた調査では、31.4%(157人)が「期待していたよりも良い経験はできず、悔いが残る」と答えました。悔いが残ると答えた人の67.5%は「大学・専門学校からの発信内容では情報を十分に得られなかった」、62.5%は「興味を持った全校のオープンキャンパスや学校説明会に参加しなかった」でした。聞いたのは進路の選び方全体で、大学だけではありません。
進学しなかった人の数字
大学に進学しなかった人に、その選択を後悔しているかを聞いた公開調査は見つかっていません。このサイトでは、進学しなかった側にも同じ質問で答えてもらいます。
この数字を読むときの注意
A.ver の調査は、いまの大学に満足している私立文系の学生126人への調査で、調査をしたのは学習塾の運営会社です。学生の窓口の数字は、調べた時期が2017年と古く、方法も書かれていません。聞いた相手も、志望校選びか、学部か、進路全体かという質問も違うので、数字をそのまま並べて比べることはできません。