相続を経験した人の32.8%が、事前にやっておけば良かったと後悔した
日本トレンドリサーチが、日本クレアス税理士法人と共同で、2022年2月に、遺産の相続をしたことがある全国の男女1,000人に聞いた調査です。
「事前にやっておけば良かった」と後悔したことが「ある」は32.8%、事前にやっておいて良かったことが「ある」は26.3%でした。
後悔の内容でまず多かったのは「遺言書」でした。ただし、その割合は出典に書かれていません。ほかに、兄弟間の話し合い、相続税、遺産の把握、必要なものの所在も挙がっています。
聞いたのは、遺言書に限らない事前の準備です。調査に加わった税理士法人は、遺言書の作成の手伝いも仕事にしています。
鎌倉新書の調査では、約6割が何らかの後悔
鎌倉新書が運営する相続の専門家紹介サイト「いい相続」が、2024年12月に、過去4年以内に相続手続きを経験した人1,851人に聞いた調査です。
相続を経験した後「特に後悔はない」と答えた人は40.22%で、約6割は何らかの後悔を感じています。
後悔は、「生前元気なうちに、相続について相談しておけばよかった」14.68%、「日頃から相続についてもっと勉強しておくべきだった」13.95%、「財産をまとめておいてもらえばよかった」10.40%の順に挙がっています。
「相続税対策をしておけばよかった」は7.10%、「正式な遺言書を作ってもらえばよかった」は7.06%です。出典の文に挙がっている項目の中では、割合が小さいほうです。
2026年の調査では、相続経験者の45.5%が後悔
株式会社中央プロパティーが2026年8月に、全国の50代〜60代以上で相続をしたことがある男女240人に聞いた調査です。
過去の相続について「もっと生前に対策・準備しておけばよかった」と後悔したことが、「非常に強く」ある人が14.2%、「少し」ある人が31.3%で、合わせて45.5%でした。
調査をしたのは、相続した不動産の整理や売却を扱う会社です。
読むときの注意と、見つかっていない調査
どの調査も、相続をした側に、遺言書に限らない生前の準備を聞いたものです。親や故人が遺言書を書いていたかどうかで分けた数字ではありません。
遺言書を書かなかった本人の後悔や、書いた本人の満足を、十分な人数に聞いた公開調査は見つかっていません。書いた人への調査は回答者が少なく、このページでは使っていません。
調査ごとに、聞いた相手も、聞いた時期も、聞き方も違います。数字を並べて、後悔の多い少ないを比べることはできません。